電子ブレーカー開発

より小さな容量での契約を可能にするために

電気料金は、電力会社との契約容量によって基本料金が決まります。契約容量が大きければ、基本料金も高くなります。しかし、実際には契約容量を使い切ることはほとんどありません。そのため、無駄な電気代を払っているお客様も多いのではないでしょうか。

当社は、お客様の電気代の削減を目指して、電子ブレーカーという製品を開発・提供しています。電子ブレーカーとは、実際に流れる電流値とその時間をCPUで制御することで、規定以上の電力を使用した場合でもすぐに遮断されず、適切なタイミングで電気の遮断を行うブレーカーです。

通常のブレーカーは熱動式と呼ばれており、2種類の金属の膨張率の違いで電気を遮断する仕組みです。この仕組みでは、外気温やブレーカー自体の熱に影響されて、動作特性が変化することがあります。また、一度遮断されると手動で復旧しなければなりません。そのため、安全面を考慮して契約容量を大きく設定する必要があります。

しかし、電子ブレーカーでは、内蔵されたCPUにより、負荷設備に流れる電流値とその時間を計測し、JIS規格の許容範囲最大まで使用できるようにプログラムされています。例えば、定格の150~190%の電流値でもブレーカーが電流を遮断するまで30分の猶予があります。そのため、契約容量を小さく設定することができます。

電子ブレーカーを導入することで、お客様は 電力会社との契約容量の見直しと基本料金の削減が出来ます。

当社は、お客様のより小さな容量での契約を可能にするために、電子ブレーカーの研究・開発に注力しています。今後も電子ブレーカー及びそのオプション機能の開発を続けます。

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